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自己分析⑤金銭面の制約

自己分析⑤金銭面の制約

先の投稿でも触れたのですが、偏差値50突破に向けた目標を決める前に、自己分析をやっていきましょう。

金銭面の制約を今回は考えていきます。本格的に受験生になってしまう前に、早いうちに考慮しましょう。
①大学に入るまでの制約
 例 塾に通うのは可能かどうか
   問題集を買うなど、勉強に必要なものを買ってもらえるかどうか
   部活
   家族の手伝い
②大学の選択肢に対する制約
 例 私立大学進学は可能か
   自宅から通えない大学に進学するのか可能かどうか

大学に入るまでの制約として、特に大きく影響するのは、大手の現役予備校に通うことが可能かどうかです。特に高3になると、月に10万近く必要になる場合もあります。筆者は行かなくても良いと考える方ではありますが、深いことを考えなくても自動的にある程度成績が上がるという点では投資に見合うのではないかと思います。ただ、偏差値50未満の場合、それ以上の生徒に比べて、内容についていけず無駄になる可能性が非常に高くなります。

筆者の長男は、某通信系の大手予備校でした。入塾するときに、学習内容もテキストもとても良いと筆者は思って1年以上通わせたのですが、比較的成績が良いとされる生徒が多く、偏差値50をなかなか超えられない彼としては、相当辛い時間だったようです。「くもん」のように単元ごとに確認のための最終テストがあるのですが、なかなか合格できず、一部解約してさらに簡単なものに変更して、やっぱり最終テストに合格できず、を繰り返しました。長男と相談した結果、家族で勉強内容を決めた方が、本人にとって現実的な勉強ができて、苦痛からは解放されると判断し、3年の1学期に塾を辞めてしまいました。学校の先生からは、今後厳しくなると思うと言われましたが、辞めたことは特に問題にはなりませんでした。ただ、浪人すると決めたら、もう予備校に通う以外に選択肢はなくなると思います。塾に行かなくても済むのは学校の先生がついている現役の間だけです。自力で大学受験の勉強を続けるのはほぼ不可能だと考えます。

最近は、一人一人に合わせた塾や、個別指導の塾もたくさんあります。昔ながらの家庭教師もあります。偏差値がなかなか上がらない場合、そういったところを探すというのも選択肢の1つだと思います。ただ、投資に見合った塾や家庭教師を探すのはとても難しいことだと思います。教育の素人である大学生バイトが担当することが多く、専門家ではありません。もちろん、教員を志望する大学生またはその浪人であったり、そうでなくてもたまたま教育熱心で指導する能力のある大学生に恵まれることもあるかもしれませんが、確率としては半分もないでしょう。月に5万未満だからなんとかなると言っても、大して成績があがらず、ただ親や自分自身が安心のために通っているのだとしたら、その5万円は本当にもったいないです。その点、大手予備校は専門家が教えますので、その心配は要らなくなります。しかしながら、先ほどの通り「ついていけない」ケースがありますし、なにより高額です。

では通信教育はどうかですが、ほとんど問題をこなせず紙くずとなる可能性が高いです。親兄弟があれやれこれやれ手取り足取りやれば進むかもしれませんが、そういうやり取りはあまり現実的では無いです。短期なら良いですが2〜3年続けるというのはお互い辛いでしょう。偏差値50を超えている場合は、通信教育は現状の勉強に対してさらに良い補助になる可能性があります。既に自己管理がある程度進んでいるためです。

筆者は、偏差値50を目指す場合、現役であれば、学校の先生を味方につけながら、図書館などで自主学習をするのが最もお勧めできる方法です。塾への行き帰りの時間も勉強に充てられます。塾代は本や模試代に使えます。塾・通信教育に行くのは、大半の家庭は相当大変なはずです。慎重に考えて良いと思います。ただこれはそれぞれの考え方ですので、参考に聞いてもらえればと思う次第です。

続いて大学の選択肢に対する制約です。私立大学に通えない家庭もたくさんあります。行けたとしても、家から通うしかない家庭、また、国公立であったとしても将来借金を返すのが前提の奨学金をもらうのが前提の家庭もあります。それはもう自分自身ではどうしようもないことですから、早めに状況を受け入れて選択肢を絞りましょう。こういったことを考えるのにあたり、心苦しくなるのは、親御さんのエゴで子どもさんの将来を狭めてしまうケースです。金銭面は問題なくても過保護な発想のせいで自宅からしか通わせない、また、学校や専攻を親が決め打ちするといったケースです。そういったことも絡んでくると、せっかく行きたい学校や専攻が決まっていて、そのために偏差値50かそれ以上を目指そうとしても、将来が不安になってとてもつらくなると思います。学校の先生など、相談できる人を探して早めに今後を話し合いましょう。本当に、、、頑張ってほしいなと思います。

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