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目標設定の前提②

目標設定の前提②

※加筆修正しました(2024/10/27)
前回に引き続き、目標設定の前提を考えていきます!

簡単な例をもって考えてみましょう。今日、部活や学校帰りに夕飯前に間食をしたいとします。間食をしてお腹を満たすことが目的になり、帰りの電車に乗る前に店に6時頃に行くのは目標となります。

塾があるので6時30分までに電車に乗らないといけない。塾ではお腹がすいていると辛いので、何とかそれまでに食べたい。お腹を膨らます目的を果たすためには、何とか店に6時までに入る目標を達成するべく、部活が終わったら早く運動場の整備をして早く着替えて帰路につきたい。

というような具合です。では大学受験ではどうでしょうか。気付いた人も居ると思うんですが、偏差値50の学校に入るというのは、目的にも目標にもなりうるんです。

例1: 大卒の仕事にありつきたい(目的)ので、せめて偏差値50の学校に入り(目標)、4年で卒業したい(目標)。

例2: 偏差値50以上の大学卒業をとにかく経歴としたい(目的)ので、国立・私立、文理、大学名は問わず、入りやすいところを受験して合格したい(目標)。

といった具合ですね。

ちなみに、「目的を果たす」とは言うけど、「目標を果たす」とは言わず、「目標を達成する」という言い方をします。

目標の前に、まずは目的を考えてみましょう。そうすると、悩む人もいると思うんです、「わたしが大学に行く目的ってなんだろう」と。

もし今妙案がなく、でもやはり良い大学に行きたいと思うなら、一旦それを目的としてしまってもいいと思います。大学に行くということは、スポーツなど特別な技能で飯を食っていく方向ではない限りは、就職先の幅を広げる手段になります。ただ、「偏差値50の大学に行くことを目的にする」っていう考えはお勧めできません。なるべく良い大学に生きたいっていう程度にしておいたほうがいいです。偏差値50の大学に入れなかったら無駄に残念な気持ちになり、あまり意味がないからです。

ちなみに自分の場合は、「早く田舎から出て、自立すること」が目的でした。環境は良いとはいえない状況だったので、小学校の間に決めていました。どれくらい勉強したらそれが実現できるかわからなかったのですが、田舎では国立に行くと就職先にありつけるという迷信のようなものがあり、それを信じ込んだ自分は、その通り地元の国立に入るための学力をつける道を自然と歩みました。途中経路にはいろいろな要素が絡んでいるますけど、大きなファクターとして環境があるので、自分が当時考えていたことを誰かに真似してほしいとは全く思わないです。環境は自分で選択できないからです。

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