※加筆修正しました(2024/10/27)
前回の記事に書いたオススメに従って、偏差値50の大学に入ることそのものを目的としないこととしつつ、目標を設定していくとします。大学受験を経て果たしたい目的としてよくある例を挙げてみます:
目的(ゴール)の例 特定の学科を専攻したい、憧れている特定の学校に入りたい、就職に有利な大学に入りたい、貧乏なので国立に入りたい、親がうるさいので黙らせたい、カッコ悪いのが嫌だから、など
ここで注意なのは、「憧れている特定の学校に入りたい」というケースですね。正直今偏差値50無いというのに、それを目的とするのは、あまりにも厳しいです。失敗したときのことを考えつつ博打で生きるのもいいですけど、ゴールできうる目的を持つのをおすすめしたいです。友達や彼氏彼女と一緒の大学に行くというのは、だめとは言わないですけど、お互い将来まで保証できないわけですからね。
では、目的の例を、偏差値50の大学に入りたいと考えていることとを、つなげて考えてみます。
例① 特定の学科を専攻したい(目的)が、調べると偏差値50かそれ以上の学校が多いため、それらに入ることを目標とする。専攻したいのは経営学部で国立私立は問わない。
例② 就職に有利な大学に入りたい(目的)ので、就職により有利とされる工学部かつ偏差値50以上の大学に入りたい(目標)。国立私立は問わない。
例③ 貧乏なので家の近く国立に入りたい(目的)が、おのずと偏差値50以上になるので、最低限偏差値50を目指さざるを得ない(目標)。文理は問わない。
例④ いい大学に入れと親がうるさいので黙らせたい(目的)。しかしまだ偏差値40そこそこ。親が知っているのは国立と、家がある愛知の一部の大学で、「最低限この辺に入れ」という大学郡に幸い私立偏差値50そこそこの学校が数校ある。何とかそこに入れたら面倒な日々から開放される(目標)。
例⑤ カッコ悪い自分が嫌なのでカッコよくありたい(目的)。偏差値50以上の大学に入ったらカッコ悪く無いと思うので、それを目指す(目標)。文理、国立私立は問わない。
という具合に、自分なりに、目的とそれを達成するための第一目標である「偏差値50の大学に入りたいと考えていること」とをつなげて考えてみましょう!学校や塾は「志望校・学科」を質問してくるが、「何故行きたいのか」という目的まで遡って会話できる機会は少ないと思います。大手の塾に親がお金を出してくれている、すでに偏差値の高い高校に通っている、偏差値が低くてもボランティア精神のある先生にあたるなどすれば、深い会話を既にしていて、整理できているかもしれません。けどレアだと思います。クリアできる出費の範囲内で、最終的に考えて決めるのは自分自身で、先生でも親でもないです。自分なりに意思を明らかにして、やるべきことを決めていくと、少しずつ前に進むと思います。