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目標設定の前提④

目標設定の前提④

偏差値50の大学入学に向けて、是非、自分が果たしたい目的を考えてみましょう!

極論を言うと2つのケースに分かれると思います:

 ケース1 「ある目的があり、それを達成するために偏差値50以上の大学に入りたい」
 ケース2 「偏差値50以上の大学に入るのが目的」

ケース1の場合、ある目的の例としては、就職に有利な大学に入りたい、国立に入りたい、親がうるさいので黙らせたい、カッコ悪いのが嫌だから、など先にこれという達成したいゴールがあるというものです。

ケース2の場合、ゴールが偏差値50以上の大学に入ること、となっていて、それによってどうしたいというのは少なくとも今ない、というケースです。

実は突き詰めると、ケースが2つに分かれるわけではなく、ケース2であってもそれによって達成したいゴールがあるケースが多いのではないかと思います。例えば、今、特にこれというのが決まっていなくて、とにかく偏差値50以上の大学に入ることだけは達成したいと思っているとしましょう。何故ですか?カッコ悪いから、親にいちいちバカにされたくないから、クラスや部活の奴らからバカにされたくないから、など、何か本当にないですか?

オススメしたいのは、偏差値50以上の大学に入ることそのものを目的としないことです!!!

例えば、親にいちいちバカにされたくない、が目的でも良いと思うのです。筆者が今偏差値50ない学生で、何とか這い上がりたいと思っているのだとしたら、目的はあくまでも「自立して仕事をしたい」ですね。偏差値50以上の大学に入るのはあくまでも目標にします。もし達成できなかった場合は、また目標を設定していきます。そう考えることによって、金銭面で大学は家から通わざるを得ないとしても、その後就職して家を出ていくときのことを考えて、手に職をつけるべく、その大学の授業を頑張る、在学中に資格をとる、事業を起こす、等色々できることがあります。そのたびに目標をしっかり決めて、やっていけばいいのです。

もし偏差値50の大学に入ることそのものを目的にしてしまっていたら、入れなかった時に、何も目指すものがなくなるという事態に陥ります。それは無駄な喪失感を得ることを意味します。ご存知の通り、半数弱が偏差値50未満になるのです。若いみなさんにそんなくだらない喪失感を得る時間をもってもらいたくないですね。

人から見たらネガティブで意地の悪い目的であっても構わないと思います。誰でも本当は目的を持っているはず。何かやりながらでもいいから、少し考えてみると目標設定がしやすくなります。

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