※加筆修正しました(2024/10/27)
①がウエイトがとても大きいので、ほかは少し論調がゆるくなっていくかもしれないが続けて行きます。2つ目としては、何等かの形で集中する時間を持った経験が一度でもある人です。これも成績が良い人に共通します。
たとえばピアノの練習、将棋などといったことに限らず、部活の基礎練習を我慢して休まず続けられるというのも含まれます。
そういう人は、勉強も集中して短時間で結果を出す傾向にあります。
英語が得意な学生の例を挙げます。その人物は、大学進学を目指す学校において一番の成績でした。しかし、親兄弟は、家で長時間勉強しているのを全く見たことがないんです。親も兄弟も英語は得意ではなく、家には英語の勉強に良い影響するものはありませんでした。誰もやれとも言いませんでした。あえて言うなら田舎住まいで、当時ネットもなく、これという誘惑がないことくらいでしょうか。驚くべきこととしては、子供の頃から英語が好きだった、習っていたという事実は何もなく、将来英語を使って何かやりたいという夢も特になく、「たまたま集中しやすかった」、というのが成績が良かった理由だったんです。
悪い例としては、特に我が地元である田舎に多い例なのですが、とにかく日々ぼーっとしている人物。授業は聞いているのかどうかわからない、おそらく聞いていない。しかし授業が終わると元気。その人達の何割かは、これという特技も見い出せない。自分からすると、ただ時間が過ぎていっているように見えます。もちろん、元気で過ごすことは幸せなことでありそれを否定するものではないです。その人達にどうこう思うつもりはありません。今議題は「大学受験」のため、比較対象とさせてもらったに過ぎないないです。
とっかかりとして、拘束されている時間、つまり学校の授業は集中することにしてみましょう!塾に通っているならその時間でも構わないですが、今時点で拘束されることが決まっている時間を活用するのが一番いいです。これまでぼーっとしてきた人は、50分すら難しいかもしれないですし、まずは教科を絞っても良いかもしれない、今日の国語は集中するぞ、などと。先にも書いたが、先生のせいにするのは時間の無駄で、内容に集中することです!
ところで、ダラダラ5時間机に向かっても正直ほとんど無意味なことに気づいていますか?そもそも長時間集中して勉強できる人は、旧帝大・早慶を狙うレベルに居ると思います。そんな途方もない遠すぎる目標を持つよりも、今できることを着実に確かめていくべきですね。
自分の経験からも1つ・・・、大学合格のために培われた能力の多くは、授業そのもので培われたと考えています。高3になって、自主勉強の時間が増えて、最終的に大学に合格したとき、高3の後半にやった自主勉強の内容が良かったのだと勘違いしていたのですが、家での宿題や自主勉強よりも3年間の授業の積み上げが最も大きかったと、今は分析しています。