※加筆修正しました(2024/10/27)
先の記事でお話した各ケースの目標達成のためのマイルストーンを考える前に、今回は一旦、大前提となる受験方法について考えていきましょう。
ざっくりいうと、
- 一般受験: 筆記試験で受験する
- AO入試: 学校から推薦をもらって受験する(書類選考や面接、小論文がメインだが、共通テストなどを使うAO入試もある)
の2つの受験法があります。
筆者個人としては、もしあなたが高1か高2であれば、仮に国立を今志望していたとしても、是非AOでの大学受験も考慮してほしいです。AO入試を考慮する意義は2つあります。
意義① 現代の受験はAO入試の受験数が大変多く、はっきりいって大したことない学力であっても、実力以上の大学に入れてしまうことがよくあります。高3になったときに気づいたら周囲の勉強できないと思っていたクラスのやつらが、あっさり夏頃にAO入試で行き先をほぼ決めてしまうなんてことはよくありますよ。今成績が悪いからといって、諦めないでほしいです。
長男の受験のとき、高3の一学期に、担任からAO入試の推薦を出せる学校リストをもらったときは本当に驚きました。散々な成績にも関わらず、このまま一般受験を選択したら、入れるかどうかわからない学校が並んでいました。かけ離れてはいなかったですが、そのまま成績が向上しなかった場合は合格を勝ち取れないものばっかりでした。(長男は結果一般受験を選びました。)
意義② AO入試での入学を目指す場合、間違いなく学校の成績が大きな判定基準になります。それを気にして日々を過ごすことを選択したら、おのずと授業や宿題をおろそかにできなくなります。授業を1つもバカにできなくなります。それはあなたにとってとてもプラスに働くと思います。どの授業も、寝ないで聞く、宿題を出す、定期テストでせめてそこそこの点数を取るよう努力していくことになります。子どもの頃は、いちいち「こんな勉強要る??」とか思うものですけど、そんな感想は要らないですよ。よくあるパターンが、「サインコサインっていつ使うの?」とか「英語の文法ってそんな細かいのは実際の会話で使わないらしいよ」とかそういう話です。それを聞いてどうしたいんだろう、って思うんです。それらがどう使われるかはググれば出てきますけど、そんなことよりも、要るって国が決めたので、嫌だったら独立して国を作るしかないです。(けどサインコサイン程度だと学校教育でやらなくていい国ってあるのかな。。。)「高校以降は義務教育じゃないから」とかいう、さも正しいかのようなそもそも論を持ち出すのも、偏差値50の大学に行きたいなら、ちょっと意味ない議論ですね。
高校によってそのAO入試の推薦可能な学校・専攻のリストとその生徒数は大きく異なってくるので、現在の成績がそのまま3年まで続いた時に、どのような学校・専攻に推薦してもらえるものなのか、はたまたさっぱり推薦なんてしてもらえないものなのか、早めに学校の担任に聞くをお勧めします。学校の担任にどれくらい相談できるものなのか、あなたの学校の先生との関係性などにもよると思いますが、何かを変えたいなら、自分から質問したり調べたりしていくと良いです。結果、何も推薦してもらえないとわかったとき、それでもやっぱり偏差値50以上の大学に行きたいという気持ちを持っていたら、きっちり一般受験に向けて準備していくだけです。方法が1つ消し込まれただけのことですので気にしても仕方ないです。社会人になったら日々失敗ばっかりで大変ですから、そんなことで全然人生終わらないですよ。